皆さまこんにちは〜⭐

 

お盆も終わり、我が家も家族が帰って来て、ようやく賑やかな日常に戻りました♪

 

今日は半月ぶりにパスカルに行って、お野菜とお花を。

ギュギュっと色の濃い夏野菜に加えて、

栗かぼちゃなどの秋に向かうお野菜も。

旅行で外食が続いていたので、月の後半は野菜多めのお家ご飯、

ちょっと頑張って丁寧にやっていこうと思います。

 

さて、今回の旅行の振り返りも終盤。

 

今日の記事では、打ち合わせの際にやっぺす(石巻復興支援ネットワーク)

皆さんとお話した事や、女川で聞いた事、

そして東北マニファクチュアルストーリーさんのサイトを読んで共感した事

についてまとめてみようと思います。

 

前回記事はこちら↓↓

【SHOP COLUMN】石巻とSONRISA - 出会いと卒業

【SHOP COLUMN】石巻とSONRISA - 今、子連れで石巻を訪れたわけ 

【SHOP COLUMN】石巻とSONRISA - 初めての女川に魅了される


いつまで「震災」「復興支援」で語られるの?という疑問

 

今回石巻に出張する事を決めたのは、震災から6年が経った今、

石巻のやっぺすさんや実際に制作をになってくれるママさん達と、

外の人である自分の視点がずれていないか確かめる事が目的でした。

 

こちらの記事 ( 出会いと卒業)で書いたように、

もともと東北には縁もゆかりもなかった私が石巻と繋がったのは

東日本大震災がきっかけでした。

 

でも6年が過ぎ、社会インフラや産業面でも復興が進み、

やっぺすの皆さんを始め、震災とは関係なく「地域課題の解決」という視点で

活動されている方達を知っていると、いつまでも「震災」「復興支援」

という言葉と東北が紐づけられ続ける事への違和感も感じるように

なっていました。

 

だから今回、実際にその土地で暮らす人達の率直な思いと、

今の街の空気をちゃんと知るためにも、石巻を訪れる事が重要でした。

 

石巻・女川で感じた「震災」と「復興」の「今」

Amanecerも、最初は震災1年の時に立ち上がったため、

対外的な販売面では「復興支援の色を全面に出して、

まずは目的である雇用創出につながるように・・とスタートしましたが、

数年が経過する中で、石巻でのAmanecerの位置付けは

自分たちで作り出すという誇り」であったり、

みんなで取り組める場」であったりと、

その意味合いは皆さんの中で変化していったと思います。

 

震災の影響はもうないのか、というと、もちろんそんな事はありません。

ただ今回現地の方と多々お話する中で感じたのは、

「震災」はよりパーソナルな形になってずっと深く存在し続けているけれど、

「復興」という面では「記憶を保全する」「震災を伝える」「防災を広める」

というフェーズに移っているという印象でした。

 

南浜つなぐ館の館内

 

「つなぐ記憶」プロジェクトでは、南浜・門脇地区の震災前の航空写真を元に

地域の方が付箋にそれぞれの記憶を貼り付けていらっしゃいました。

記憶を保全する事。繋いで行く事の大切さは、後から取り戻す事のできない重要な事だと感じました。

 

 

震災から少しづつ時間が経ち、新しくこの街で生まれた子供達にも、

そして外から来る私たちのような人にも、震災当時のことをわかりやすく伝える事。

これから時間がたち、街が復興していく中で、「伝える事」の重要性もますます増して行きます。

 

震災を伝える事、そしてそこから防災について学ぶ事。

被災した経験を全国に伝える事にも取り組まれています。

 

一方で、街の中では地元の若い世代が中心となって新しいビジネスが立ち上げ

られていたり、今までとは違ったやり方でこれからの石巻・女川を作って行く

パワーをとても強く感じて、その空気感にワクワクするぐらいでした。

 

石巻ASATTEのウィンドウ。

街では新しく街の名産品や街の魅力を発信する場所ができています。

 

こちらはいしのまき元気いちばさん。

ちょうど石ノ森萬画館の川向いあたりに位置して、テラスからの眺めもいい場所でした。

 

「復興支援」はもう終わっています。

 

石巻でも女川でも、それぞれの街で地域の人たちが新しく街の魅力を発信し、

活躍する場が作り出されている今は、「復興支援」はもう終わったのです。

 

むしろ「新しい石巻・女川を作るというパワー」をたくさん感じた旅を経て、

また石巻で一緒にアクセサリーを作るのはなぜなのか・・・と言うと、

『地域や個々の状況に関係なくママが働きやすい働き方』を

これからも一緒に作っていきましょう」という視点が一致したから。

 

「支援」という言葉にある、「する側」「される側」はないのです。

 

「場所や環境に縛られずに働けるあり方」を一緒に作っていくという事。

これが今のやっぺすさんとSONRISAと、そしてこれから私たちが作った

アクセサリーを購入して下さるお客様の関係性なのかな・・と思うので、

「復興支援」というワードはなじまないのです。

 

被災地の「課題」は「全国の地域課題」が表層化したもの

やっぺすさんは震災後これまで、

阪神淡路の仮設住宅での孤独死問題等の教訓から

いち早く仮設住宅の訪問事業を開始され、

住民の方とコミュニケーションを大切に活動してこられました。

 

やっぺすさんの事務所に掲載されていたママ向け事業のイベント情報。

活動の多くが「復興支援」から「地域再生」にシフトしており、違う地域でも参考になる。

そして、その繋がりから復興が進む中でのニーズの変化を汲み取り、

それに対応する形で新しい事業をいくつも立ち上げてこられています。

 

例えば、これからのまちづくりを担っていく人材や地域の魅力を

発掘し、それを育てる事を目的として立ち上がった

「石巻に恋しちゃった」というプログラムや、

復興に向けて女性の社会参画を推進し、まちづくりに女性の声を

反映させていく事で、より魅力的な地域づくりに繋げるための

アイズフォーフューチャー」という女性の人材育成事業などは、

「震災復興」の中で生まれた事業ではありますが、

それらは「地域活性化」や「女性の社会参画」という

もともと地域に存在し、全国でも同様に存在しているニーズです。

 

Amanecerも、もとは仮設住宅や避難先などの育児環境の変化から

「育児ノイローゼ、育児放棄、虐待のリスクのあるママのサポートを目的とし、

外で働くことが難しいママが自宅で製作できるアクセサリー制作事業」

としてスタートしましたが、震災があったかどうかは関係なく、

「外で働く事が難しく、繋がりを得難い」状況を、

「繋がりを得ながら、自分の家で働ける」状況に変える事が出来たら、

それはシンプルに幸せだと思うのです。

 

ごちそうになったお寿司を頂きながらお聞きした話の中で、兼子さんが

 

「『東北の被災者の人がかわいそう』だから『支援する』という段階は、

震災後半年くらいが過ぎて生活インフラが復旧し、

通常の生活を取り戻し始めた頃に終わったのだと思います。

 

確かに震災があってみんなとても辛い思いをして、

大切な人を亡くしたり、家や地域を無くしたり、

今もそれぞれの個人の心の中には辛い思いを抱えていたりします。

震災から今までの復興の過程でも、様々な難しい課題もあります。

(他の震災との違いや、その街その地域、世代ごとにも、

それぞれ固有の難しさがあります。)

 

でも、確かに私たちは被災したけれど、「かわいそう」ではない。

そして、今取り組んでいる課題は震災に起因したものなのかというと、

実はそうではなくて、地域に昔から内在していた課題が

震災によって浮き彫りになったものでもあるんです。

そしてそれらは、他の地方都市や、場合によっては都会でも

同様に存在しているものだと思います。

 

例えばやっぺすで取り組んでいるお母さん向けの事業は、

私が子育て中に経験した苦労を他のママ達に経験して欲しくない・・

という思いで、震災前から取り組んできた活動がベースになっています。

 

石巻で孤独に子育てをするママを少しでも減らしたい。

ママ同士が繋がれる場、相談できる場、ほっとできる場を

作りたいという目的があって、それは震災があったから・・

ではなく、どの地域にもあてはまる共通の課題ですよね。」

 

と話してくださいましたが、ママが繋がりをもって子育てができる環境も、

女性や若者が地域で自分らしく力を発揮できる場や仕組みを作る事も、

やっぺすさんが取り組まれている多くの分野が他の被災地にも必要な事で、

被災地以外の日本の地方都市・都心部でも同じように必要なニーズな訳です。

 

私自身がSONRISAを通じて実現したいのも、

「地域にも状況にも左右されずに、自分のバランスで仕事ができるライフスタイル」

なので、まさに同じ事。

 

今までは「SONRISA」では直接繋がっていなかった石巻と、

これからは直接繋がって行く事で、自分たちが理想とするライフスタイルを

一緒に作って行くことができたら、こんなワクワクする事はない。

 

そんなこんなで、短い滞在中の、短い打ち合わせ時間ではありましたが、

直接顔を見て、一緒にご飯を頂きながら、同じ視点で活動していけるなぁと

いう事をお互いに確認することができて、ほんとにHappyです♪

 

では次の記事では、ようやくですが「で、具体的に何作るの?」というところを

ご紹介していきますね。


 

この「被災地は地域課題の先進地」という事は、復興に取り組む人の中では

とてもよく耳にする事で、わかりやすく解説されている記事もあったので

紹介します。

 

東洋経済オンライン

地方再生、被災地復興には共通の課題がある ー「被災地の今から考える(前編)」

「課題先進地」東北で女性たちが今考えること ー「被災地の今から考える(後編)」

 

 

そしてこちらは、震災後に各地で取り組まれた「手仕事」が

どのような意義と効果を持っていたか、一般的なビジネスの視点との違いに

ついてとても共感した記事です。

 

東北マニファクチュール・ストーリー

東北マニュファクチュールの5年

(東北・50を超える「ものづくりの現場」を訪ねて見えてきたこと)